トランスコスモス株式会社(代表取締役共同社長:牟田正明、神谷健志)は、上場企業における2023年3月期以降の有価証券報告書上での人的資本情報開示義務化に伴い、人的資本情報を可視化する「HCMアナリティクスプラットフォーム」サービスの提供を開始します。
人的資本情報開示に伴う情報の収集から加工までワンストップで対応し、現状の可視化と継続的な情報収集による統計的な分析をレポートで提供します。必要なデータを最適な形で提供することにより、人的資本情報開示に伴うお客様企業の企業価値向上を支援します。
この「HCMアナリティクスプラットフォーム」は、内閣官房の策定した「人的資本可視化指針」(*1)に基づき、独自のテンプレートを活用し、代表的な指標に対する現状を可視化するレポーティングサービスと、継続的に情報を蓄積し、経年でモニタリングし分析するデータ分析基盤サービスの2つのサービスを提供します。
レポートを提供するにあたり、情報収集として人事・給与・労務管理などのシステムから必要なデータ抽出を行い、データクレンジング・読み替え処理などを実施します。その後、最適化された情報をモニタリング用のダッシュボードとして構築します。
義務化対象範囲だけでなく、ニーズにあわせた関連項目に対応します。分析においては、購買・販売データなどの人的資本の領域とは別の多様な情報を投入することで、多角的な分析も可能です。
また、レポーティングサービスに使用するテンプレートは、人的資本可視化指針、人的資本可視化指針における開示義務化項目、人的資本に関する情報開示のガイドラインであるISO30414を参考に代表的な指標を用意しており、現在36項目に対応しています。このテンプレートは、お客様企業のご要望にあわせ随時追加していく予定です。
トランスコスモスは、BPOとDXを組み合わせ、人的資本経営に向けた情報開示の支援から、データを基にした人事戦略の支援までEnd to Endでお客様の事業基盤を支援します。
-レポーティングサービス テンプレート(一部)
ダイバーシティ:属性別の社員・形成層の比率、女性管理職比率、男性の育児休業取得率、男女間賃金差異、など
流動性:属性別採用比率、採用区分別比率、採用人数推移、離職率、など
-レポートイメージ
(*1)「人的資本可視化指針」とは 内閣府:https://www.cas.go.jp/jp/houdou/20220830jintekisihon.html
●トランスコスモス株式会社について
トランスコスモスは1966年の創業以来、優れた「人」と最新の「技術力」を融合し、より価値の高いサービスを提供することで、お客様企業の競争力強化に努めて参りました。現在では、お客様企業のビジネスプロセスをコスト最適化と売上拡大の両面から支援するサービスを、アジアを中心に世界28の国と地域・170の拠点で、オペレーショナル・エクセレンスを追求し、提供しています。また、世界規模でのEC市場の拡大にあわせ、お客様企業の優良な商品・サービスを世界46の国と地域の消費者にお届けするグローバルECワンストップサービスを提供しています。トランスコスモスは事業環境の変化に対応し、デジタル技術の活用でお客様企業の変革を支援する「Global Digital Transformation Partner」を目指しています。